先日コパ・アメリカの組み合わせ抽選会が行われ、日本代表はチリ、ウルグアイ、エクアドルと同組になることが決定しました。
さて、コパ・アメリカとは南米選手権なのですが、この大会になぜ日本が招待されているのでしょうか?また、招待基準はあるのでしょうか?
今回はコパアメリカに関する記事です。
コパ・アメリカ2019とは?
簡単にコパ・アメリカについて説明します。
コパ・アメリカとは南米サッカー連盟(CONMEBOL)が主催するサッカーの大陸選手権です。基本的に4年ごとに開催されており、2019年大会の開催国はブラジルです。
大陸選手権選手権とはアジアならアジアカップ、ヨーロッパなら欧州選手権(EURO)といった大陸別の大会です。
これらの大会はそれぞれの所属地域においてワールドカップに次ぐ序列の重要な大会となっており、スカウトたちが目を光らせています。
今回日本が招待されたのはコパ・アメリカ。つまり南米の国々に混ざって戦うわけです。
南米サッカー連盟(CONMEBOL)に所属する国は以下の10か国。
南米サッカー連盟に所属する国は数が少ないため予選は無く、この10か国は全てコパ・アメリカに参加します。
この10か国に1993年大会からは他地域から2か国を招待し12か国体制で大会を行っています。
その招待国に選ばれたのが日本ということです。
コパ・アメリカの招待基準は?
ではなぜ南米選手権であるコパアメリカに地球の裏側から日本が招待されたのでしょうか?
実はこの招待国2枠のうち1枠は1993年大会からずっとメキシコが招待され続けてきました。
もう1枠も北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)からアメリカ、ホンジュラス、コスタリカなど北中米の強豪チームが招待されています。
理由としては単純に地理的に近いということが挙げられますが、南米の強豪と渡り合える実力があるということも理由の一つでしょう。
つまり招待基準としては地理的な近さ、ブラジルやアルゼンチンといった世界トップクラスの国とも戦えるレベルの国、と言えると思います。
しかし、これまでに唯一北中米カリブ海以外の地域から招待された例があります。
その国は1999年大会の日本です。
コパ・アメリカ2019になぜ日本が招待された?
実は日本がコパ・アメリカに招待されたのは初めてではありません。
1999年のパラグアイ大会にも招待され、ペルーに2-3、パラグアイに0-4、ボリビアに1-1と1分2敗の成績でした。
また、2011年のアルゼンチン大会にも招待されていましたが、2011年といえば東日本大震災が起こった年。
この災害の影響でJリーグの開幕が遅れコパ・アメリカ開催時期に試合を入れざるを得なくなったこと、海外クラブ所属の選手を招集できなかったことから参加を辞退しました。
招待した2011年大会に自然災害の影響で参加できなかったことから再び招待したと思われます。
しかしなぜ日本を招待したのでしょう?
理由としてはやはりお金が大きいです。
サッカーの人気が高い日本が参加すると広告収入や現地の日本人の入場料などが見込めるからです。
しかし理由はそれだけではありません。
南米の人たちは親日家が多いからです。
特にパラグアイ、ペルー、ブラジル、アルゼンチンあたりは親日家が多いとされています。
理由は明治時代に日本からやってきた移民が勤勉に働き国の発展に寄与したからです。
今でも政治的に南米の国々とはほとんど揉めていませんし反日になる理由もないでしょうしね。地理的に遠いという理由もありそうですが…
まとめ
コパ・アメリカ2019に日本が招待された理由はお金が大きいですが、もともと南米は親日家が多いという理由もあります。
実は1930年に行われた第1回ワールドカップにも日本は招待されていました。当時は予選が無く、招待のみで参加国が決まっていました。
昭和恐慌の影響で参加は出来なかったものの、その頃から南米サッカー協会とのパイプはありました。まだサッカーがビジネスとして成り立っていない時期からです。
コパ・アメリカ2019は海外クラブの選手を強制的に招集することが出来ず、Jリーグもシーズン中とメンバー選定が難しくなりますが、アウェーで南米の強豪と真剣勝負が出来る貴重な機会。
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