日本各地に甚大な被害をもたらした台風19号。
10月13日時点では台風は去り全国的に天候も良くなってはいますが、河川の氾濫などは予断を許さない状況です。
そんな中懸念されていたのはラグビーワールドカップへの影響。
すでに12日に行われる予定だった2試合が中止、13日に行われる予定だった釜石でのカナダ×ナミビア戦も中止となりました。
そして同じく13日に行われる予定だった日本×スコットランド戦は予定通り実施されるとの発表がありました。
では台風19号による日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の影響はあるのでしょうか?
今回は台風19号と日産スタジアムについてです。
台風19号による日産スタジアムへの影響は?
日産スタジアムは神奈川県横浜市にあります。
横浜は台風19号が直撃し、大きな被害が出た地域です。
しかし、日産スタジアム周辺は鶴見川多目的遊水地となっています。ここは洪水対策として鶴見川の水を引き込むことが出来るのです。この対策のおかげで鶴見川は氾濫せずに済みました。
首都圏外郭放水路とか環七地下遊水池とかがフル稼働してますが、横浜は守られてるの?と心配している横浜市民の皆さん。
新横浜公園は多目的遊水池になっており、鶴見川が氾濫しそうなときは日産スタジアムの地下を含む新横浜公園全体を水没させて、被害を食い止めるようになってます。 pic.twitter.com/gw5srzIX1q
— 大貫剛 (@ohnuki_tsuyoshi) October 12, 2019
ツイッターでは心配な画像も流れてくると思いますが、ここは冠水前提で作られているため特に問題はありません。街を守るためあえてそうしているのです。
もちろん日産スタジアムもピッチが冠水しないような設計になっています。
ピッチ自体は無事なのでスコットランド戦も実施出来るという判断をしたのでしょう。台風も過ぎ去りましたしね。
新横浜公園は予想通り、
鶴見川の水を逃して湖のようです
が、競技場の下はほとんど水がありません
(数年前の大雨のときは日産スタジアムが水に浮いている感じでした)
朝早くから、今夜の日本戦開催のための準備が行われています#新横浜公園 #rwc #横浜国際総合競技場 pic.twitter.com/OIwrsy1HJp— Heihei (@kokusancyaba100) October 12, 2019
横浜を守った我らのホーム日産スタジアム pic.twitter.com/TNdEmIyp4v
— ク マ ジ (@kumajiiii) October 12, 2019
まとめ
日産スタジアムは鶴見川氾濫のリスクを考えた設計になっているので無事です。スコットランド戦も実施可能との判断をくだしました。
とはいえ今でも氾濫の危険がある河川も多く、観客の安全という意味では非常に難しい判断だったと思います。
東日本大震災でもあったような「自粛」という感情もあったかもしれません。
しかし、引き分けでも日本代表は決勝トーナメントに進出できるとはいえ、中止による引き分けでの進出ではわだかまりが残ってしまいます。スコットランドもうるさいですし……
このスコットランド戦を実施するという決定には批判もあるかもしれませんが自分は支持したいです。