本ページはプロモーションが含まれています

ここ最近、麻雀界で流行っている言葉「ボディ麻雀」。

麻雀プロの間でも少しずつ広まっているようです。

Mリーグの実況でも日吉プロが連呼し、ツイッターのトレンド入りを果たすことになりました。

さて、「ボディ麻雀」はその字面だけでは意味不明のワードですが、いったいどういう意味なのでしょうか?

今回は新しい麻雀用語(?)「ボディ麻雀」についてです。



「ボディ麻雀」の意味は?

「ボディ麻雀」の意味ですが、実ははっきりとした定義がある言葉ではありません。麻雀界には「デジタル」「オカルト」「流れ」といった定義が曖昧なまま使われている言葉も多数ありますし、それ自体はおかしいことではないでしょう。

とはいっても、これらの言葉と同じで、「ボディ麻雀」もある程度「こういう感じのニュアンスの言葉」というのは表現できる気がします。

個人的には「頭よりも身体で感じて打つ麻雀」「放銃のリスクを厭わない力強い麻雀」を「ボディ麻雀」と言う気がします。頭脳ではなくボディでぶつかっていく麻雀ということですね。

Mリーグ内でも日吉プロが「ボディ麻雀」の対義語的な言葉として「ブレイン麻雀」を使っていたので、まあそんな感じではないでしょうか。

「期待値」や「牌効率」とは真逆のスタイルで打つ麻雀のことだと思います。

※追記
日吉プロ曰く「ボディ麻雀=自由な麻雀」とのこと



「ボディ麻雀」の由来は麻雀最強戦2022の前原プロ?

では「ボディ麻雀」の由来は何なのでしょうか?

実は「ボディ麻雀」の由来はMリーグではなく、麻雀最強戦2022。12月10日と11日に麻雀最強戦 FINALが行われ、瀬戸熊直樹プロが連覇を果たしました。

この最強戦で将棋棋士の鈴木大介さん、元Mリーグ麻雀格闘倶楽部所属の前原雄大プロ、そして優勝した瀬戸熊直樹プロがバチバチに打ち合い、これを実況の日吉プロが「ボディ麻雀」と形容したことでこの言葉が定着することになりました。

1stステージからこの3名は「ボディ麻雀」を思う存分見せつけていました。鈴木大介さんは2位抜けのルールなのにトップ目から相手のリーチにドラを切ってまで押し返すという、通常では見られない打ち筋を披露。

1stステージで前原プロは、瀬戸熊プロの危険な仕掛けに危険牌をバンバン切って勝負し、満貫のアガリに繋げました。

外部リンク→最強の暴君・瀬戸熊直樹は 荒れ狂ういくさ場をいかにして戦い抜いたか #麻雀最強戦2022 【ファイナル 1st Stage】観戦記【B卓】担当記者 #後藤哲冶 | キンマweb |『近代麻雀』の竹書房がおくる麻雀ニュース・情報サイト – Part 3

2ndステージでも前原プロはトップ目の親の菅原プロのリーチに対し、役牌2つとピンズを仕掛けてテンパイにたどり着き、
六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国七索:麻雀王国七索:麻雀王国 ツモ七萬:麻雀王国ドラ七萬:麻雀王国
ここから打ドラの七萬:麻雀王国!これが功を奏し、菅原プロからの直撃を取ることに成功したのでした。

七索:麻雀王国は安牌だったので、残り巡目が少ないことも考え、ほとんどの人は七索:麻雀王国を切ると思います。2位抜けのルールでドラで親に放銃したらほぼ敗退が確定していましますしね。

そして決勝卓ではまさに「ボディ麻雀」としか呼べないような衝撃のアガリが誕生します。

それがこれ


白:麻雀王国を仕掛けた前原プロは
二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国七筒:麻雀王国五索:麻雀王国六索:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国ドラ七筒:麻雀王国
この手牌から六索:麻雀王国をポンして打ドラの七筒:麻雀王国

普通はドラのくっつきやトイトイを見て打五索:麻雀王国だと思います。自分でポンしてて目に見えて1枚しかないうえに打点も安いカン六索:麻雀王国のテンパイなんて取っても仕方ないと思うのが一般人。

それが4枚目の六索:麻雀王国をツモるとかまさに「ボディ麻雀」!一瞬時が止まり、裏では悲鳴のような歓声が聞こえました。

このアガリは400-700と打点こそ安いですが、瀬戸熊プロのリーチをかわす会心のアガリでした。

見逃した人はぜひABEMAプレミアムで見て欲しいです。

見逃した番組や人気作品が見放題【ABEMA】

そしてこの最強戦の後に行われた12月15日のMリーグの対局で新たな「ボディ麻雀」の使い手が誕生します。

トイトイで仕掛けた高宮まりプロは早々に3副露。しかしラス目の松ヶ瀬プロが親リーチを打ってきます。数巡後、松ヶ瀬プロの切った南:麻雀王国をポンし、裸単騎で真っ向勝負!普通はリーチしてる親の現物を2枚消費してまで裸単騎で戦うのはなかなかできません。

しかし……?

これはあの前原プロが見せた「ボディ麻雀」!ちなみに前原プロはかつて高宮プロと同じ麻雀格闘倶楽部に所属しており、親交も深いです。

もちろん前原プロもこのアガリに反応。

このアガリは実況の日吉プロが連呼していた「ボディ麻雀」だと非常に話題になり、ツイッターのトレンド入りを果たすほどになりました。

なお、高宮プロはグラビアアイドルとしても活動しているため、「リアルボディ麻雀」と呼ばれることも(笑)。「役満ボディ」で有名なKADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳プロと共演した牌×牌は話題になりましたね。てか今「ボディ麻雀」で検索すると岡田プロばっかり出るんですがそれは……

さらに2023年の麻雀最強戦開幕戦となった「最高勝率決戦」では猿川真寿プロが2人リーチ相手にカンチャン待ちでドラを切って追っかけリーチを打つという「ボディ麻雀」を披露!この対局では前原プロが同卓していたこともあり、再び「ボディ麻雀」が注目されることになりました。



まとめ

「ボディ麻雀」の意味としては「頭よりも身体で感じて打つ麻雀」みたいな感じだと思います。いかんせん曖昧な言葉なので、厳密な定義はありません。いわゆる「デジタル」とは正反対の打ち筋という感じですかね……?

最近はMリーグで専門用語の解説が出るようになりましたが、「ボディ麻雀」の解説が出るようになることは無いでしょう(笑)。

ちなみにYahoo!ニュースでも「ボディ麻雀」のワードが使われていました。ここでは「頭で考えず、体ごとぶつかっていく」麻雀を「ボディ麻雀」としているもよう。

外部リンク→【Mリーグ】高宮まり、白の裸単騎ツモ「ぬるりと来ましたね」攻撃的“ボディ麻雀”で3勝目(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース

この言葉が生まれた麻雀最強戦2022を見たい人はABEMAプレミアムをご覧ください。もちろんMリーグの過去の対局や裏インタビューも視聴可能です。

高宮プロの裸単騎は12月15日第2試合南1局!

見逃した番組や人気作品が見放題【ABEMA】

Mリーグファンの方はこちらの記事もご覧ください。

関連記事→Mリーグのクビルールはクソルール!石橋・朝倉両選手の契約満了に寄せて

あの二階堂姉妹も「ボディ麻雀」に反応!