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かつてはロスタイムと呼ばれていた、サッカーにおける追加の時間である「アディショナルタイム」。

しかしカタールワールドカップでは、アディショナルタイムが5分を超えることも珍しくなく、長すぎると批判されているようです。

実際にイランVSイングランド戦ではなんと14分、その他の試合でもアディショナルタイムが10分を超えることは珍しくなく、日本VSドイツ戦でも後半のアディショナルタイムは7分でした。

かつてはJリーグではミスによってアディショナルタイムが18分を超える事態がありましたが、なぜ今大会のアディショナルタイムは長いのでしょうか?

今回はカタールワールドカップでのアディショナルタイムについてです。



アディショナルタイムが長すぎる理由は?

今大会のアディショナルタイムが長すぎる理由は、FIFAの審判委員長を務めるピエルルイジ・コッリーナ氏の方針のようです。

参考記事→カタールW杯、アディショナルタイムが桁違いに長い理由

簡単に言うと、選手交代や負傷者の対応、ゴールセレブレーションなどでゲームが止まっている時間を厳密に管理する、ということです。最近はVARもあるのでさらに時間がかかります。

関連記事→VARのせいでサッカーがつまらない?時間がかかりすぎだと賛否両論!

サッカーはラグビーやバスケットボール、アイスホッケーなどのスポーツと違い、ボールがプレイされていない状況でも時計が止まりません

そのため「アディショナルタイム」を設けて調整をしているのですが、それでも今までの管理基準だと不十分だということになったのでしょう。

実際にサッカーでは大げさに痛がったりする「時間稼ぎ」が多く利用されていますし、それはある程度は有効でした。審判が追加時間に含めているかはわかりませんし、時計は止まらないのだから。

サッカーは前後半45分ずつの90分というのは誰でも知っていると思いますが、実際のプレイ時間はかなり曖昧なのです。

FIFAの方針だということはわかったにしても、10分を超えるアディショナルタイムは今までの感覚からすると長すぎると感じるのは事実。視聴者からは批判の声も上がっているようです。

アディショナルタイムが長いことへの批判

サッカーはもともと前半よりも後半に選手交代が集中するので、後半のアディショナルタイムが非常に長くなり、疲れた状態でさらにプレーさせるのは怪我のリスクも増えることになります。

今までは時間稼ぎが多かったとはいえ、そこまでアディショナルタイム自体への批判は少なかったように思います。いきなりここまで長くさせられたらさすがに……



まとめ

今大会のアディショナルタイムが長すぎるのはFIFAの方針でした。今までの露骨な時間稼ぎが有効になってしまう時間管理では不十分だったとのことですね。

個人的には、今までは正味のプレー時間が短かったのだと思いますし、時間稼ぎが減るであろうことも考えると、いい傾向なのかなと思います。試合時間が長くなりすぎると言ってもせいぜい10分程度ですしね。

そもそもバスケットボールやラグビーのように、カウントダウン方式でボールデッドの時間は時計を止めて厳密に時間管理をするというようにするのも一つの手だとは思います。

しかしサッカーは曖昧性を孕んだスポーツなので、そこまで厳密に管理してしまうとサッカーの魅力が半減してしまうのではないか、というのが個人的な感覚です。

この長すぎるアディショナルタイムのせいで数々のドラマが引き起こされていますが、それをどう捉えるかも人次第ですね。