2022年11月に開幕するFIFAワールドカップカタール大会。
サッカーのワールドカップといえば世界で数十億人以上の視聴者がいるという、スポーツ界の中でもトップクラスのビッグイベントです。
しかし、今回のワールドカップは今までに比べ、「盛り上がっていない」と感じる人が多いもよう。
ではなぜカタールワールドカップは盛り上がっていないのでしょうか。
今回はカタールワールドカップの盛り上がりについてです。
カタールワールドカップが盛り上がってない!?
今大会は今までのワールドカップに比べ、それほど盛り上がっていないようです。
以前は本番前から選手のインタビューや対戦国の分析などで非常に盛り上がっていたように思えますが、今大会は報道も少なく、ワールドカップ開催を知らない人すらチラホラ。
ツイッター上でもそのような声は非常に多く聞かれます。
もうすぐワールドカップなのに今回は全然盛り上がってないなぁ・・・大会が開始されたらなんだかんだで盛り上がるんだろうか
— 仲村ユキトシ (@astro_guy2) November 17, 2022
ワールドカップって盛り上がってる?
盛り上がってないと感じるのは俺が歳いったから?w昔もっと盛り上がってた気がする😂
グループリーグ敗退とかなら人気徐々に落ちそう😅
— きむたこ@転職✖️投資 (@kimu_takoyaki) November 17, 2022
まだ始まってないけどワールドカップが全然盛り上がってない雰囲気なのは気のせいかな
— ILL MASTERMIND 69 (@gousan1011) November 16, 2022
ではなぜ今回のカタールワールドカップは盛り上がっていないのでしょうか?
理由はいくつか考えられます。
異例の開催日程
通常サッカーの男子ワールドカップといえば6~7月に開催されていました。
しかし、今大会は異例の11月開幕。カタールの夏の酷暑を避けた結果この異例の日程になったのですが、今までとの違いから戸惑ってしまう人がいるようです。確かにこれまでずっと6~7月開催だったのに今回は11~12月の開催ですと言われても……となってもおかしくはないでしょう。
また、社会人の方は年末を控えて非常に忙しくなる時期とも被ってしまいますし、ワールドカップどころではない人も多いはず。
今までとの日程の違いが影響しているのは間違いないでしょう。
主力選手の怪我
これは日程にもかかわるのですが、主力選手が怪我で離脱するケースが増えています。というのも、欧州リーグは11月はシーズンの真っ最中。
必然的に負傷による出場辞退者も増えてしまいます。6~7月の開催だとシーズン中に負った怪我を治す時間があったのですが、今大会ではシーズンで怪我をしてしまったらほぼアウト。
日本代表でも負傷者が続出しており、中山雄太選手は代表には選ばれたものの、その直後の試合でアキレス腱を負傷し、ワールドカップは欠場に。
他には脳震盪の復帰プログラムの最中である遠藤航選手、ケガを抱える守田英正選手、冨安健洋選手、体調不良の三笘薫選手などコンディションは万全とは言えません。これらの選手はカナダ戦には出場しないようです。
関連記事→サッカーカナダ代表は強い?有名な選手には誰がいる?
日本代表だけではなく、例えばアルゼンチン代表も負傷者が続出しており、かなりのピンチのもよう。
参考記事→負傷者続出のアルゼンチン代表…指揮官「リストを変更する可能性はある」
シーズン最中の欧州リーグ所属の選手を中心としたチームは、どうしてもコンディションの調整に苦労してしまいます。
いつも通りの日程だと直前合宿も組めるのですが、今大会は準備期間が短いためコンディションを整える時間もコンビネーションを磨く時間もありません。
人権問題に対する批判
カタールではワールドカップ開催のためのインフラ整備に多くの労働者を雇用してきました。しかし、労働者たちは劣悪な環境での長時間労働のせいで多数死亡。
さらにカタールでは同性愛が犯罪となっており、性的少数者への人権も軽視されていると言えます。
また、女性の権利が極端に制限されていることも批判されています。これはカタールに限らずイスラム諸国に言えることですが……
これらの人権問題はサッカーの本場でもある欧州で特に問題になっています。一部ではボイコット騒動が起きたり、パブリックビューイングを取りやめたりと。
参考記事→ドイツ・ブンデスリーガで観客がカタールW杯ボイコット横断幕
やや人権問題とはズレるものの、ワールドカップの開催国となった経緯にも批判が集まっています。ワールドカップ開催地選定では不正があったとされ、当時のFIFA会長だったゼップ・ブラッター氏は事実上の解任に。この汚職事件は大問題になりました。
参考記事→2015年FIFA汚職事件 – Wikipedia
これらのネガティブな情報もカタールワールドカップが盛り上がらない理由となっているのは間違いないでしょう。
日本との時差
日本で盛り上がらない理由として比較的わかりやすいのは時差があります。
ここ最近のオリンピックは平昌、東京、北京と東アジアでの開催が続いており、日本との時差はほとんどありませんでした。そのため、日本人にとって見やすい時間帯に競技が行われており、注目も集まっていました。
しかしカタールと日本の時差は6時間。日本時間で18時だと現地時間は12時になります。
日本代表の試合日程としては以下の通り。
初戦のドイツ戦はやや開始時間が遅いものの、まあ見れなくはない時間帯。コスタリカ戦は日曜日の19時というゴールデンタイムであり、これは日本人にとってはかなりラッキーと言えます。
問題は最後のスペイン戦。平日のまだ暗い早朝4時キックオフです。うーんこの。
さらに言うと、決勝トーナメントは日本時間の深夜0時か朝4時の試合開始になります。日本人にとっては特に平日はかなり厳しい時間帯では無いでしょうか。さらに12月という真冬ですしね。
ちなみにロシアワールドカップではコロンビア戦21時、セネガル戦24時、ポーランド戦23時、ベルギー戦3時キックオフでした。意外とそんなに変わらない気も……?
サッカーへの関心の低下
ここ最近、全体的にサッカーへの関心が低下しているように思えます。
理由は娯楽の多様化や少子高齢化など色々あるとは思いますが、地上波でサッカー中継が流されることは昔よりも遥かに減りました。Jリーグも見る人はほぼDAZNでしょう。
ワールドカップ出場を決めるオーストラリア戦も地上波での放送がありませんでしたし、日本代表の人気が落ちているのはほぼ間違いないところ。
また、カタールワールドカップも地上波で放送するのは計41試合であり、一部のテレビ局はワールドカップの放送から撤退しました。
ABEMAでは全64試合を無料生中継するとはいえ、かつては人気コンテンツだったサッカーへの関心が低下していると感じてしまいます。
日本代表の問題としては、やはり誰もが知るスター選手が減っているのが気になります。
かつての中田英寿選手や本田圭佑選手のような、カリスマ性のある選手が今の日本代表にはいません。欧州のいわゆる「ビッグクラブ」に所属している選手もアーセナル所属の冨安健洋選手くらい。
久保建英選手はレアル・マドリードに所属していましたが、今は買い戻しのオプション付きでレアル・ソシエダに移籍しています。久保選手はやや伸び悩んでいる感もありますね……
これに関しては新たなスターが生まれることを願うくらいしかないのかもしれません。
まとめ
今回はカタールワールドカップが盛り上がらない理由について書いていきました。
異例の11月開催という日程、過酷なスケジュールによる怪我人の増加、カタールでの人権問題に日本でのサッカーの関心低下など様々な要素が積み重なっていると思います。
とはいえ、開幕してしまえば盛り上がるような気もするのですがどうなのでしょう。こればかりは始まってみないとわかりませんね。
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