《死のコロナビーム、スペースゴジラ》はマジック:ザ・ギャザリング(MTG)の最新セット、『イコリア:巨獣の棲処』に収録されているカードです。
発売直前にそのカード名が問題となり、カード名の変更が行われたことでツイッターなどで話題になりました。
さて、この《死のコロナビーム、スペースゴジラ》はいくらくらいで取引されているのでしょうか?また、高騰はするのでしょうか?
今回は《死のコロナビーム、スペースゴジラ》についてです。
《死のコロナビーム、スペースゴジラ》とは?
引用:スペースゴジラのカード名に関する声明
《死のコロナビーム、スペースゴジラ》はMTGとゴジラシリーズとのコラボ企画で実現した、最新セット『イコリア:巨獣の棲処』における特別なカードです。
MTGのセットは発売数か月前には既に完成していることから、コロナ禍の現在では不謹慎極まりない《死のコロナビーム、スペースゴジラ》という名前が付けられてしまったのですが、もはや変更は不可能な状況でした。
ちなみにこのカードの英語名は《Spacegodzilla,Death Corona》であり、こっちもシャレになりません。カード名の変更・削除は避けられなかったでしょう。
このカードは再販版では削除され、初版のみに収録されることが公式から発表されています。オンライン版では《虚空の侵略者、スペースゴジラ》に名称が変更されます。
では初版限定のこの《死のコロナビーム、スペースゴジラ》の価格はどうなっているのでしょうか?
《死のコロナビーム、スペースゴジラ》の価格は?
業界最大手の「晴れる屋」の予約価格では、《死のコロナビーム、スペースゴジラ》英語FOIL42000円、日本語FOIL25000円という値段がついていました。通常版は英語版4500円、日本語版3000円です。(4月16日現在)
同じく業界大手の「bigweb」では通常英語版6000円、通常日本語版3000円でした。FOILの取り扱いは4月16日時点ではなし。
ヤフオクでは日本語FOILは20000円前後で落札されているもよう。数日前は6~8万円で落札された商品もありました。通常版は3000円前後。ヤフオクでは英語版の出品は見かけませんでした。
この記事は『イコリア:巨獣の棲処』発売前日に書いているので発売後はまた相場の変動があると思います。
《死のコロナビーム、スペースゴジラ》は高騰する?
さて、《死のコロナビーム、スペースゴジラ》はのちのちプレミアがついて高騰するのでしょうか?
これはかなり微妙だと思います。
MTGのカードに限った話ではありませんが、基本的にモノの値段は需要と供給によって決まります。
初版でどれだけ刷っているか、欲しがる人がどれだけいるのかがわからないことには何とも言えないのです。
また、このカードはカードとしてあまり強くなく、ほぼ完全にコレクターズアイテムです。カードとしての実用性はありません。
MTGプレイヤーは最新セットは買うでしょうが、このカードは実用性がない割に高いため、売りに出す可能性が高そうです。
そうなると供給が増え、値段は今よりも下がるでしょう。
初版の出荷数が少なく、MTGプレイヤー以外でも欲しがる人が多ければ今よりも値段が上がるはずです。とはいえ現在のコロナ禍の状況で、カードに大金を使う人はあまりいないと思うので、値段が上がるとすれば初版が売れた後発売からしばらく経ってからだと思います。
まとめ
《死のコロナビーム、スペースゴジラ》は予約時点では英語FOIL4万円、日本語FOIL2万円、英語通常4500円、日本語通常3000円といったところです。
個人的にはもし《死のコロナビーム、スペースゴジラ》が欲しいのであれば、すぐに買った方がいいと思います。再版版からは削除されることが明言されており、供給が増えないからです。発売直後が最も供給が多いですし。
値段が上がらないパターンとしては、初版の出荷数が多く、すぐ欲しい人に行き渡った場合が考えられます。欲しがる人がどれだけいるのか本当に読めない……
『灯争大戦』の《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》絵違い日本語FOILは30万円以上の値段が付いてたりしますしね。まあ《死のコロナビーム、スペースゴジラ》はアンコモンですしここまでは上がらないでしょう。
今後の値段の動向も気になります。