広島カープの次期監督が内定との報道が出ている現カープの投手コーチ・佐々岡真司氏。
佐々岡真司氏といえば引退試合が印象に残っている人が多いと思います・
さて、佐々岡真司氏の引退試合では何が起こったのでしょうか?
今回は佐々岡真司氏の引退試合についてです。
佐々岡真司の引退試合で起きた出来事とは?
広島カープ一筋で18年活躍し、最多勝、最優秀防御率のタイトルを獲得、ノーヒットノーランを達成した経験もある佐々岡真司氏。
しかし、年齢とともに衰えが見え始め、40歳を迎える2007年シーズンで引退を決意します。
そして引退試合とされたのが2007年10月6日の横浜ベイスターズ戦です。
展開次第では佐々岡氏の登板もあるとされた試合で、カープは打線が爆発。10-0という大量リードで最終回を迎えました。
2アウト後マウンドに立ったのは佐々岡真司氏。当時のカープのホームスタジアム・広島市民球場は大歓声に包まれます。
対するバッターは横浜の主砲で本塁打王争いをしている男・村田修一。
カウント3-1となり、このままでは四球になってしまう可能性もあります。
5球目は真ん中高め、見逃せばボールとなりそうな球だったため、男村田はフルスイング。
そして完璧に捕らえた打球はスタンドへ……
引退試合で佐々岡真司氏はホームランを打たれてしまったのでした。
動画
佐々岡真司の引退試合が話題になる理由は?
このホームランが話題になるのは球界の「お約束」に反する出来事だったからです。
通常、引退試合をする投手相手に打者は空振り三振するというのが暗黙のルール。しかも9回2アウトで10点ビハインドの消化試合です。
それなのに空気を読まずホームランにしてしまった村田氏には罵声が浴びせられました。
とはいえ、当時の村田氏は本塁打王争いの真っ最中。手を抜けるような状況ではありませんでした。実際このホームランのおかけで村田氏はこのシーズンの本塁打王を獲得しました。
さらに、佐々岡真司氏とは真剣勝負をしてほしいと事前にカープ側から伝えられていました。
本来引退試合をする選手はオール直球のことが多いのですが、佐々岡氏は村田氏に対しカーブも投じています。本気で村田氏を抑える気だったのです。
真剣勝負をした結果打たれたということで現役への未練も断ち切れる一発となったようです。
まとめ
佐々岡真司氏の引退試合が話題になるのは、引退試合でホームランを打たれたからです。
最近は引退試合の選手は先発することが多いですね。現阪神タイガース監督・矢野燿大氏のように展開次第では出場できなくなる恐れがあるので理解はできます。この元凶となったのも村田氏なのですが(笑)。
ちなみに、実は佐々岡真司氏は翌日に明治神宮球場で行われた古田敦也氏の引退試合にワンポイントで登板しました。
このときは見事に古田氏をショートゴロに打ち取ることに成功。登板後二人は固い握手を交わしました。
広島カープの次期監督とされる佐々岡真司氏。4年ぶりのBクラスとなったチームを頑張って立て直して欲しいところです。
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